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30代独身のうちにやるべきこと10選|時間とお金を何に投資するか

30代独身って、実は人生でいちばん「投資効率が高い」時期なんです。

時間もお金も、使い道を全部自分で決められる。体力もまだある。

誰かの許可も、誰かへの気兼ねもいらない。この条件がそろう期間って、思っているより長く続きません。

結婚しても、しなくても、40代になれば体力と自由度は少しずつ変わっていきますから。

とはいえ、「今のうちに何かやっておいたほうがいいんだろうな」とぼんやり思いながら、結局いつもの週末を過ごしてしまうのが人間ですよね。何をやるべきかが具体的になっていないと、人は動けないものなので。

というわけでこの記事では、30代独身のうちにやっておくと後の自分がめちゃくちゃ助かることを、健康・お金・経験・人間関係の4分野で10個に絞りました。優先度も正直につけています。

全部やる必要はないので、「これはやっとくか」をいくつか拾ってください。

なぜ30代独身は「投資効率」が高いのか

本題の前に、この時期の価値を少しだけ言語化させてください。ここが腹落ちしていると、10個の重みが変わってくるので。

投資効率が高い理由は3つあります。ひとつめは、時間の自由度。

可処分時間のほぼすべてを自分に使えるのは、人生でもかなり限られた期間です。ふたつめは、複利の効く残り期間の長さ。

お金の積立も、健康習慣も、人間関係も、早く始めるほど雪だるま式に効いてきます。30代で始めるのと50代で始めるのとでは、同じ努力でもリターンがまるで違うんです。

みっつめは、失敗できる余地です。習い事が合わなくてやめても、旅先で失敗しても、痛手は自分ひとり分。

守るものが増えるほど挑戦のコストは上がっていくので、身軽さそのものが資産だったりします。

逆に言うと、この時期を「なんとなく」で過ごすのは、金利のいい口座にお金を入れずに置いておくようなもの。もったいないんですよね。

では、具体的に見ていきましょう。

4分野で10項目(健康編 3項目、お金編 2項目、経験編 3項目、人間関係編 2項目)の図解

健康編:あとから買い戻せないもの

最初は健康です。地味に聞こえるかもしれませんが、お金と違って、健康は失ってから買い戻すのが難しい資産。だからこそ最優先なんです。

1. 歯の治療とメンテナンスを終わらせる

地味な一位ですが、本気の一位です。歯は放置した分だけ確実に悪化して、あとから治すほど高くつきます。

しかも自然治癒しません。ここが他の不調と違うところです。

やることは3つ。

  • 放置している虫歯を治す
  • 親知らずの方針を歯医者に相談する
  • 3ヶ月から半年に一度の歯石取りを習慣にする

とくに定期メンテナンスは、一度サイクルに乗ってしまえば1回数千円で、虫歯や歯周病をかなり防げます。厚生労働省の歯科疾患実態調査(令和4年)では、30代の約3人に1人にすでに進行しかけの歯周ポケットが見つかっていて、歯周病は気づいたときには歯を失いかけている、という怖い病気なんです。

「歯医者、何年も行ってないな」と思った人。この記事でひとつだけ選ぶなら、これにしてください。

40代以降の医療費と後悔が、まるで違ってきます。

2. 運動の習慣を「仕組み」で作る

30代の運動は、体型のためというより、40代以降の体力の貯金です。基礎体力は放っておくと少しずつ落ちていくので、30代の運動習慣が、そのまま10年後の元気さを決めます。

コツは、意志に頼らず仕組みにすることです。

  • ジムの予定を毎週同じ曜日に固定で入れる
  • 通勤で一駅歩く区間を作る
  • 家の目立つ場所にダンベルを置く

「やる気が出たらやる」は、30代の忙しさの前では必ず負けるので、やる気と関係なく体が動く導線を作ってしまうのが正解です。

内容はなんでもいいんです。週2回の筋トレでも、週末のランニングでも、通勤の早歩きでも。

ゼロと週1の差は、週1と週5の差より大きい。まずは週1の枠をカレンダーに入れるところからです。

3. 健康診断の再検査を放置しない

「要再検査」の紙、引き出しに入っていませんか。あれを放置しがちなのが、独身のちょっと危ないところなんです。

家族がいれば「ちゃんと病院行った?」と言ってくれる人がいますが、独身は誰も言ってくれません。つまり、自分で自分の保護者をやるしかない。

再検査はたいてい半日で終わりますし、結果が何でもなければ安心が買えて、何かあれば早期発見。どちらに転んでも得しかありません。

30代の大きな病気は数としては多くありませんが、見つかるなら早いほうが圧倒的に軽く済みます。再検査の予約、この記事を閉じる前にどうぞ。

お金編:早いほど複利が効くもの

次はお金です。ここは項目としては2つだけですが、効果の大きさでいえば10個の中でも最上位クラス。

しかも、どちらも「一度やれば終わり」の仕組み型です。

4. 先取り貯蓄と積立投資の設定を済ませる

お金まわりでやるべきことは、突き詰めるとこれだけなんです。給料日に、自動で貯蓄用口座と積立投資に一定額が移る設定を作る。以上です。

「残ったら貯金しよう」は、人類にはほぼ不可能だということが、多くの人の実体験で証明されています。あるだけ使ってしまうのが人間なので、先に抜いてしまう。

残ったお金は全部使っていい、というルールにすると、罪悪感なくお金を使えるようにもなって、精神的にもかなり楽になりますよ。

手取りの何割を回すかの目安や口座の分け方は30代独身の家計簿テンプレに書きました。あわせて、なんとなく入ったままの保険がある人は、保険料が積立の原資を食っていないか一度見直してみてください。

考え方は独身に保険はいらない?で整理しています。

5. 老後資金の必要額を一度計算する

「独身の老後、いくらいるんだろう」という漠然とした不安、ありますよね。あれの正体は「計算したことがない」です。

一度計算すると、漠然とした不安は「毎月の積立額」というただの数字に変わります。

  1. 1ねんきん定期便で年金見込み額を見る
  2. 2想定する生活費との差額を出す
  3. 3退職までの月数で割る

30分あれば終わります。詳しい手順は独身の老後資金はいくら必要?をどうぞ。

数字が苦手で手が止まりそうなら、無料のFP相談で計算してもらうのも手です。勧誘目的の相談先を避けるコツも含めて、独身向け無料マネーセミナー・FP相談の選び方にまとめています。

自力でやるか人に頼るかはどちらでもよくて、大事なのは「一度数字を出す」こと。これだけで夜の不安がずいぶん軽くなります。

健康編とお金編の5つ(歯の治療を終わらせる、運動を仕組みで作る、再検査を放置しない、先取り貯蓄と積立設定、老後資金を一度計算)の図解

経験編:独身のうちが圧倒的にやりやすいもの

ここからは、楽しい投資の話です。経験への投資は数字にしにくいですが、「あの時やっておいてよかった」の筆頭でもあります。

6. 長めのひとり旅に出る

連休を丸ごと自分に使えるのは、独身の特権中の特権です。誰にも相談せず航空券を取れる身軽さは、今だけのものかもしれません。

おすすめは、週末の延長ではなく、4日以上の「長め」の旅です。3日目あたりから、日常の悩みが不思議と小さく見えてくる感覚があるんです。

行き先で迷ったら、少し不便な場所がいいですよ。便利な観光地より、自分で考えて動く割合が多い旅のほうが、記憶に残ります。

計画の立て方や心構えは独身男の一人旅のすすめに書いています。

7. 「下手になれる」習い事をひとつ始める

30代になると、初心者として何かを始める機会が激減します。仕事ではそこそこできる人として扱われて、失敗する場面が減っていく。

実はこれ、じわじわと人生を退屈にする原因なんです。

楽器、語学、料理、格闘技、陶芸。なんでもいいので、堂々と下手でいられる場所をひとつ持つ。

下手から少しずつ上達する体験は、仕事の達成感とは別の種類の楽しさですし、職場でも家でもない第三の居場所は、精神的な安定にも効いてきます。単発の体験レッスンでいいので、まず一回行ってみてください。

何を始めるか迷う人は、姉妹サイトのひとり趣味部にひとりで始めやすい趣味が揃っています。

8. 引っ越しか模様替えで住環境を上げる

1日の3分の1以上を過ごす場所に投資すると、生活全体の満足度が底上げされます。費用対効果でいえば、実はかなり優秀な投資先です。

引っ越しまでいかなくても、寝具と照明を変えるだけでけっこう変わります。毎晩使う枕とマットレス、毎晩浴びる部屋の光。

この2つの質は、睡眠の質を通じて平日のコンディションにまで響いてくるんです。「家がいちばん落ち着く」と言える人は、独身生活の満足度が一段違います。

人間関係編:あとから効いてくるもの

最後は人間関係です。ここは効果が出るまでに時間がかかる分、始めるのが早いほど有利な分野。

まさに30代のうちにやるべきことです。

9. 親と「これから」の話を一度しておく

重い話に聞こえますが、元気なうちにする方が全然軽いんです。実家をどうするか、介護になったらどうしたいか、お金の状況はどうなっているか。

親が元気な今なら「まだ先の話だけどさ」と笑いながら話せます。何かが起きてからだと、同じ話が何倍も重くなる。

改まった場はいりません。帰省中の食事のあとにでも、一度ゆるく聞いておくだけで、いざというときの負担がまったく違います。

独身の場合、親のことはいずれ自分が中心になって背負う可能性が高いテーマです。覚悟がある程度できたら、独身の「親が死んだら」問題にも目を通しておいてください。

10. 定期的に会う友人・コミュニティを持つ

30代の友人関係は、放置すると自然に減っていきます。結婚、転勤、子育て。

ライフステージがずれると、会う理由が消えていくんです。これは誰のせいでもない、全員に起きる現象です。

だからこそ、意識的な積立が要ります。月1でも会う友人をひとり、定期的に通う場所をひとつ。

老後の孤独は老後に始まるのではなく、30代からのつながりの積立の結果なので、ここへの投資は数十年効きます。減った友人を嘆くより、新しいゆるいつながりを足すほうが建設的です。

具体的な作り方は30代独身で友達がいないのは普通?にまとめました。

経験と人間関係の5つ(長めのひとり旅、下手になれる習い事、住環境を上げる、親とこれからの話、定期的に会う場を持つ)の図解

10項目の優先度を一覧にすると

ここまでの10個を、優先度と一緒に一覧にしておきます。目安として、一度やれば効果が続くものを「仕組み型」、続けることで効いてくるものを「習慣型」と分けました。

項目 分野 タイプ 優先度
1. 歯の治療とメンテナンス 健康 仕組み型 最優先
4. 先取り貯蓄と積立の設定 お金 仕組み型 最優先
3. 再検査を放置しない 健康 仕組み型 高
5. 老後資金を一度計算する お金 仕組み型 高
9. 親とこれからの話をする 人間関係 仕組み型 高
2. 運動の習慣づくり 健康 習慣型 中
10. 定期的に会う人・場所 人間関係 習慣型 中
6. 長めのひとり旅 経験 単発 好きな時に
7. 下手になれる習い事 経験 習慣型 好きな時に
8. 住環境を上げる 経験 仕組み型 好きな時に

仕組み型を先に片付けるのがセオリーです。一度の行動で効果がずっと続くものから着手すれば、少ない労力で人生の土台が整っていきます。

経験編は優先度こそ低めにしましたが、価値が低いわけではなく、「やりたくなった時が適齢期」という意味です。

数字で見る優先度(歯の定期メンテ、まず着手する項目、今週やるサイズ)の図解

よくある質問

30代独身のうちにやるべきことは何から手をつければいいですか?

優先度が高いのは、歯の治療・メンテナンスと、先取り貯蓄・積立投資の設定です。どちらも一度やれば効果が長く続く仕組み型で、放置した場合の損失が大きいからです。

この2つを済ませてから、運動習慣や経験への投資に広げていくのがおすすめです。

30代からの自己投資はもう遅いですか?

遅くありません。健康習慣も積立投資も人間関係づくりも、40代・50代と比べれば30代は圧倒的に有利な時期です。

体力があり、時間とお金の使い道を自分で決められて、複利の効く期間も長い。始めるのに一番早いのは常に今日なので、年齢を理由に見送る必要はありません。

貯金と経験、どちらを優先すべきですか?

どちらかを選ぶ必要はありません。先取り貯蓄と積立の設定を一度済ませてしまえば、残ったお金は経験に使っても家計は崩れないからです。

仕組みで貯めながら、旅や習い事など独身のうちがやりやすい経験にお金を使う。これが、後悔の少ない配分だと思います。

親と将来の話をするきっかけがつかめません

改まった場を作る必要はありません。帰省中の食事のあとや、親の同世代の話題が出たときに、「うちはどう考えてるの?」と軽く聞くだけで十分です。

一度に全部決めようとしないことがコツです。実家や介護の希望をゆるく聞いておくだけでも、いざというときの負担が大きく変わります。

やるべきことが多すぎて続きません

10個すべてをやる必要はありません。まず、一度やれば効果が続く仕組み型のもの、つまり歯の治療と先取り貯蓄の設定だけ済ませてください。

習慣型のものはそのあと、ひとつずつで大丈夫です。今週ひとつ予約か設定を済ませれば、それで十分に前進しています。

未来の自分への仕送りを、今週ひとつ

30代独身の時間とお金は、未来の自分への仕送りみたいなものです。歯を守り、先取りの設定をして、体を動かし、旅に出て、親と話して、会う人を持つ。

10個並べましたが、どれも根っこは同じで、「あとの自分が助かることを、身軽な今のうちにやっておく」なんです。

全部真面目にやる必要はありません。優先度の表から、今週ひとつだけ。

歯医者の予約でも、積立の設定でも、親へのLINEでもいい。ひとつ済ませれば、この記事を読んだ意味は十分あります。

お金まわりの土台をまとめて整えたくなったら、30代独身の家計簿テンプレから始めてみてください。未来のあなたが、今日のあなたに感謝する日がきっと来ますよ。

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